1. HOME
  2. ブログ
  3. くらし日記
  4. 市販のパイプクリーナーで直らない理由。プロの洗浄との違いを徹底解説

BLOG

ブログ

くらし日記

市販のパイプクリーナーで直らない理由。プロの洗浄との違いを徹底解説

はじめに:排水の詰まり、放っていませんか?

キッチンやお風呂、洗面所などの排水口から、
「水の流れが悪い」「ゴボゴボ音がする」「臭いが上がってくる」
と感じたことはありませんか?

多くの方が最初に思いつくのが、ドラッグストアなどで販売されている
市販のパイプクリーナー(パイプユニッシュなど)を使うこと。

しかし、
「何度やっても詰まりが直らない」
「しばらくするとまた詰まる」
という声を、私たち岡山で排水管清掃を行う現場でも本当によく聞きます。

実は、市販のクリーナーでは“取れない汚れ”が存在します。
本記事ではその理由を、プロの視点からわかりやすく解説します。

第1章:市販のパイプクリーナーが落とせる汚れ・落とせない汚れ

●市販クリーナーの主な成分

市販のパイプクリーナーには、次のような成分が含まれています。
 •水酸化ナトリウム(強アルカリ)
 •次亜塩素酸ナトリウム(漂白・除菌)

これらは、油脂や髪の毛などを化学的に分解するためのものです。
つまり、比較的“軽い汚れ”に対しては有効です。

● 効果があるケース

・洗面所での髪の毛の詰まり
・ キッチンの軽い油汚れ
・排水トラップ内部のぬめり除去

これらは液剤を流すだけである程度改善することがあります。

● 効果がないケース

しかし、実際の詰まりの多くはもっと深刻です。
市販のクリーナーが届く範囲は排水口からせいぜい1〜2メートル程度。
それより先の「排水管内部」「床下配管」「屋外の排水マス」までは届きません。

以下のような汚れには、ほとんど効果がありません。
・ 油汚れが冷えて固まった“油脂石鹸化”の塊
・洗剤カス・石鹸カス・カビの層
・配管の継ぎ目や曲がり部分にこびりついたヘドロ
・10年以上たまった「バイオフィルム」と呼ばれる膜状の汚れ

これらは薬剤では分解できず、物理的な洗浄が必要です。

第2章:プロの「高圧洗浄」とは?仕組みと効果

● 高圧洗浄の基本原理

プロの排水管清掃では、高圧洗浄機を使います。 これはエンジンや電動ポンプで水を強力に圧縮し、噴射する機械です。 ノズルを排水管の奥に入れ、管内を逆噴射の力で進みながら、 360度の水流で汚れを削ぎ落とします。

● 市販クリーナーとの決定的な違い

比較項目市販クリーナープロの高圧洗浄
洗浄方法化学的(薬剤)物理的(水圧)
到達範囲排水口〜1m程度建物全体の配管〜屋外マスまで
効果の持続一時的半年以上〜数年
臭いの除去一部改善根本的に解消
安全性誤使用で配管を痛めることも専門知識に基づく施工

第3章:実際の現場で起きている「詰まりの正体」

岡山県南エリアで多い排水トラブルの原因を、実際の清掃現場で見えてきたパターンで紹介します。

●キッチンの油詰まり

揚げ物の油やカレーの残りをそのまま流すことで、
油が冷えて固まり、内壁に層揚げ物の油やカレーの残りをそのまま流すことで、 油が冷えて固まり、内壁に層を作ります。 最初はヌルヌル程度でも、数年後にはほぼ完全に閉塞。 ※高圧洗浄で剥がすと、白いロウのような塊がドサッと出てきます。

● 洗面・お風呂の髪の毛と皮脂

髪の毛がネットを抜けて流れると、 皮脂や石鹸カスと混ざってヘドロ状に。 時間とともに悪臭を放ち、害虫の発生源にもなります。 市販クリーナーでは一時的に溶けても、奥のヘドロ層は残ったまま

● 屋外の排水マスの汚れ

屋外マス(点検口)は見落とされがちですが、 ここに油や汚れが溜まると家全体の排水が逆流します。 外構の下にあるため、気づいた時には水が溢れていることも。

第4章:市販クリーナーを使い続けるリスク

● 配管の劣化・破損

アルカリ性の強い薬剤を繰り返し流すと、 塩ビ管や金属管の接着部分を劣化させることがあります。 特に古い住宅では、接着剤が溶けて水漏れの原因になることも。

● 詰まりの再発

液剤では汚れを“表面だけ溶かす”ため、残った汚れがすぐに新しいヘドロを呼び込みます。
結果として、数週間〜数ヶ月ごとに同じ症状が再発します。

放置による悪臭・害虫発生

詰まりを放置すると、排水内の有機物が分解され、 メタンガスや硫化水素を発生させます。 これは排水トラップをすり抜けて室内に上がってくることも。 さらにコバエやゴキブリの発生源にもなります。

第5章:プロの清掃をおすすめするタイミング

「じゃあ、どんな時にプロに頼むべき?」 という方のために、判断基準を紹介します。

● プロ清掃が必要なサイン

• 排水の流れが悪い状態が3日以上続く
• クリーナーを使っても改善しない
• 排水口から“ボコボコ音”がする
• 水を流すと「ゴポッ」と空気が逆流する
• 洗面所や風呂場から異臭がする

これらはいずれも、排水管内部で空気や汚水が滞留しているサインです。 表面の掃除では解決できない段階に入っています。

第6章:プロの施工手順と費用(岡山県南〜福山対応)

● 清掃手順の一例

1. 各排水口の確認(キッチン・洗面・浴室など)
2. 屋外排水マスの点検
3. 高圧洗浄ホースを挿入(最深部まで)
4. 水圧を調整しながら洗浄
5. 汚れ・ヘドロ・油の排出確認
6. 最後に逆噴射で管内を仕上げ洗い

● 費用の目安

• 戸建て全体の排水管洗浄(屋外マス含む)  一式:2万円
追加料金は一切なし。 一軒まるごと配管の奥まできれいに仕上げます。

第7章:実際の事例紹介(岡山県南エリア)

● 事例①:岡山市南区・築15年の戸建て

キッチンから異臭がして、パイプクリーナーを何度も使用。
最終的に流れが完全に止まり、当社に依頼。
→ 屋外マスを開けると、油の塊で満杯。高圧洗浄で約1時間かけて除去。
施工後は「水の流れが新品みたい!」と喜ばれました。

● 事例②:倉敷市・築20年の平屋住宅

洗面所とお風呂の排水が同時に流れづらくなり、 お客様が市販のクリーナーを3本使用。
改善せず、当社が点検したところ、 床下の配管で髪の毛と石鹸カスが層を作り、完全閉塞状態。
→ 高圧洗浄を実施し、詰まりを一掃。 作業後、「お風呂の臭いがなくなった」との声をいただきました。

第8章:定期清掃のメリット

• 詰まり・臭いの予防
• 配管寿命の延長
• 修理・リフォーム費の削減
• 害虫・カビの発生防止 • 水回りの快適性アップ

特にリフォームを検討中の方は、 「見える部分」だけでなく「見えない配管部分」を整備することで、 リフォーム後のトラブル防止にもつながります。

まとめ:薬剤より「根本洗浄」で安心を

市販のパイプクリーナーはあくまで“応急処置”。
本当の解決には、配管内部の根本洗浄が必要です。

排水管は、見えないからこそ放置されがち。 でも、家の中で最も汚れやすく、トラブルが起きやすい部分でもあります。

「何度も詰まる」「臭いが取れない」と感じたら、 それは薬剤では届かない“奥の汚れ”が原因かもしれません。

□岡山県南〜福山エリアで排水トラブルにお困りの方へ

当社では、岡山県南部から福山市周辺までの地域で 高圧洗浄による排水管クリーニングを行っています。
家庭用から店舗・施設まで対応可能です。

✅ 一軒まるごと 2万円
✅ 無料点検・お見積りも受付中
✅ 「パイプクリーナーでも直らない詰まり」でお困りの方はお気軽にご相談ください


▶ お問い合わせはこちら
□ お電話:086-236-7373 □ LINEで簡単問い合わせ:https://lin.ee/BIVYL2P

関連記事